果樹園の仕事

1年の作業

多くの果物は、最終的に収穫する果実の数十倍から数百倍の花が咲きます。
必要以上の開花は、貯蔵養分の大きな消耗原因となります。
摘らいは開花による養分の消耗を防ぎ、貯蔵養分を効率良く利用して果実と新梢の初期生育を促進させることを目的として、余分な花芽を落としていきます。

桃の摘らい

桃⇒さくらんぼ⇒りんごの順に開花します。
この満開の日を覚えておくことが今後の作業を行う上で非常に重要です。


さくらんぼやりんごは自家不親和性(同じ品種だけでは結実しない)
が強く、必ず他の品種を混植する必要があります。
さくらんぼ受粉受粉の為には訪花昆虫(ミツバチ)を園に放し、花粉を運んでもらいます。
桃の花粉のない品種(川中島白桃等)も同様の方法で受粉します。
また、開花期に低温や降雨等の天候が続き、訪花昆虫の活動が低下する場合には、人工受粉を実施します。

摘らいが終了しなかった場合や、摘らいの見残しなどの補助的な作業として摘花を実施します。
りんごは、一つの花層に4〜7個の花が咲きますが中心の花だけを残して、側花を落としていきます。

りんご一輪摘花


摘らい・摘花により着果量の制限を行ってきましたが、思った程成長しなかった果実や形の歪な果実、傷のある果実、病気や害虫の被害にあった果実を落とし、商品価値の高い高品質の果実を安定生産するために、着果量の制限をします。
さくらんぼの場合は一つの花層に2〜4個の果実にします。

さくらんぼ摘果


さくらんぼは雨に弱い非常にデケートな果物です。
その為、5月の下旬頃にビニールシートでハウスを覆い、雨でさくら
んぼの果実が割れないようにします。
また、赤く色付いたさくらんぼは鳥やハクビシンの大好物です。
これらの動物から大切なさくらんぼを守るためハウス全体を防鳥ネットで覆います。

あくらんぼ雨避け


裂果や病害虫の被害にあいやすい桃の品種では雨による劣果防止、害虫や病気から果実を守る為、収穫前の一定期間、果実に袋を掛けて栽培します。
これを有袋栽培といいます。
当園では、晩生種・極晩生種・黄肉種で行っています。

桃袋掛け


収穫が近付いてきたら、枝の吊り上げ・樹の下に反射材(シルバーシート)を敷くなどして、果実に日光を当て着色を促進します。
さくらんぼでは葉摘み、りんごでは葉摘み・玉まわしを行います。

さくらんぼ収穫前管理


選別収穫は早朝4時半頃から7時頃までに行います。
その後、自宅で品種、等級、階級の選別を行い、その日の午後には出荷します。



来年、葉や果実によく光が当たり高品質の果実が収穫出来、また仕事がしやすいように、不要な枝はのこぎりや剪定バサミを使って切り落とします。
剪定は収穫前の夏に行う夏季剪定と、収穫後の休眠期に行う冬季剪定があります。

りんご剪定


その他・適時作業

春から夏にかけては雑草の成長も早く、こまめな草刈りが必要になります。
当園では除草剤を極力使わず、乗用の草刈り機(草刈り機まさお号)で除草しています。

芝刈り機

果物にはダニや蛾、アブラムシ等の虫による害、穿孔細菌病・灰星病・腐らん病・輪紋病といった病気による害があります。
これらの被害から果実を守る為、数回の薬剤散布をスピードスプレーヤという機械を使用して行います。
近年は、性フェロモン剤が普及し低農薬栽培が可能となっています。
当園も今後、より一層の低農薬栽培に努めたいと思います。

薬剤散布

高品質の果実を生産する為に土作りは重要です。
樹の生育に必要な養分(窒素・カリ・リン酸・石灰・苦土等)をたい肥(豚ぷん)や化学肥料を使い畑に適時蒔いていきます。

施肥


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